茶でコロナ予防と宣伝容疑、大阪 薬局役員ら書類送検
2020.4.30 12:37
共同通信

タンポポのお茶が新型コロナウイルスの予防に効くと宣伝したとして、大阪府警生活環境課は30日、医薬品医療機器法違反(未承認医薬品の広告禁止など)の疑いで、大阪市生野区の「スヤマ薬局」の男性役員と、大阪府守口市のペットショップ「パピヨン」の男性社長を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、それぞれ3月、薬局やペットショップの店頭で、厚生労働相の承認がないのに「コロナ予防に効く」とタンポポのお茶をチラシで広告するなどした疑いが持たれている。法人としての薬局とペットショップも書類送検した。
ペットショップによると、チラシは茶の販売会社(神戸市中央区)から届いた。ペットショップ社長は書類送検前の取材に「チラシの中身をよく読んでいなかった」と話していた。
生活環境課は3月、薬局やペットショップなどを家宅捜索していた。同課は販売会社の関与も調べる。