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退学検討の大学生ら、2割超 コロナ影響より深刻に

2020.4.29 19:17 共同通信

国会議員(中央の2人)に調査結果と署名を手渡す学生団体の代表者=29日、参院議員会館
国会議員(中央の2人)に調査結果と署名を手渡す学生団体の代表者=29日、参院議員会館

 大学生らに対する新型コロナウイルス感染拡大の影響を調査する学生団体は29日、親の収入減などで退学を考えていると回答した学生が20.3%に上ったと発表した。22日に調査の中間報告を公表した際は7.8%だった。学生が経済的に学業を続けることが困難になっている状況がより鮮明になった。

 調査は学生団体「高等教育無償化プロジェクトFREE」が、全国の大学生や短大生、大学院生らを対象に、インターネットを通じて実施。4月9~27日に回答があった1200人分の内容を集計した。

 その結果によると、退学について「少し考える」と答えた人は15.5%で、「大いに考える」は4.8%だった。実際に退学を決めた学生も2人いた。困ったことなどを自由に記述させると、「親の会社が倒産しそう」や「借金が膨らむくらいなら退学したい」などの回答が寄せられた。

 学生自身のアルバイト収入に関しては「減った」が39.8%で、「ゼロになった」が28.5%。家計を支えている人の収入を問うと、約半数が「減った」または「なくなった」と回答した。

 FREEは29日、東京・永田町の参院議員会館を訪れ、別の学生団体が集めた学費を半額免除にすることを求めた1万663人分の署名とともに、調査結果を国会議員に手渡した。

 FREE事務局長の東洋大3年斉藤皐稀さん(21)は「長期化すればするほど、学生の状況は深刻になる。国には学生生活や学ぶ機会が失われないような対策を求めたい」と語った。調査は今後も続けるとしている。