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米国の感染者が100万人突破 世界最多、初動対応に批判

2020.4.29 7:45 共同通信

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 【ワシントン共同】米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、米国の新型コロナウイルス感染者が28日、100万人を超えた。感染症による死者は5万8千人を上回っており、いずれも世界最多。トランプ大統領は感染拡大の峠は越えたとみて、停滞する経済活動の再開に意欲を示すが、初動対応の遅れにより爆発的な感染拡大を招いたとの批判は根強い。

 米国の感染者は、世界全体の約3分の1を占め、続く20万人規模のスペインやイタリアを大きく上回る。トランプ氏は28日、記者団に「われわれは世界のどの国よりも多くの検査を実施している」と述べ、感染者の増加は検査態勢の整備が進んだ結果との認識を示した。

 トランプ氏は28日、ホワイトハウスに感染拡大防止策によって打撃を受けた飲食店業界や中小企業の関係者を招き、政権の打ち出した支援策をアピール、経済再開に強い期待を示した。

 一方、28日付のワシントン・ポスト紙は、米情報機関が1~2月にかけて、大統領宛ての機密報告書で何度も新型コロナの脅威について警告したにもかかわらず、トランプ氏が危険性を軽視し続けたと報じた。

 初動対応への批判を念頭にトランプ氏は28日も、1月下旬に中国からの入国禁止を打ち出した点を挙げて「先手を打って対応してきた」と強調。感染拡大を防ぎ「何十万人もの命を救ったのではないかと思う」と誇示した。