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コロナ、ドイツで「第2波」警告 規制緩和が引き金と専門家

2020.4.28 18:41 共同通信

27日、ドイツ・ボン近郊のスーパーでマスクを着けて買い物をする客ら(ロイター=共同)
27日、ドイツ・ボン近郊のスーパーでマスクを着けて買い物をする客ら(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】ドイツ衛生当局は27日、新型コロナウイルスの感染が国内で再び拡大傾向にあると発表した。政府は今月中旬、新規感染者の増加率が鈍ったとして営業規制の一部緩和を決めた。しかし同国の専門家は人々の気が緩んで他者との接触が広がる結果、流行の「第2波」が全土を襲う可能性を警告した。

 政府の公衆衛生研究機関ロベルト・コッホ研究所は27日、感染対策を取った場合に感染者1人から平均何人にうつるかを示す指標「実効再生産数」が悪化し、1になったと発表した。

 1より小さければ感染症は終息に向かい、大きいと拡大する。国内では15日に0.9に下がり、政府や各州は同日、規制を緩和して小中規模の店舗再開を決めた。数値はその後も1を下回っていたが、揺り戻しに見舞われた形だ。ウイルスの潜伏期間は1~14日。

 地元メディアによると、政府のアドバイザーを務める専門家クリスティアン・ドロステン氏は、規制緩和により人々の接触が再び増えたと指摘。ウイルスは拡散を続け、流行の第2波が近く各地で同時発生する恐れがあると訴えた。

 専門家メラニー・ブリンクマン氏も「人々が状況を深刻に受け止めなかったら、これまでよりひどい第2波が来る」と警告。高齢者の感染も増え、死亡率が上がる可能性があると述べた。