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レムデシビル、5月にも承認へ 新型コロナ、初の治療薬

2020.4.27 21:00 共同通信

新型コロナウイルスの治療薬候補「レムデシビル」(ギリアド・サイエンシズ提供)
新型コロナウイルスの治療薬候補「レムデシビル」(ギリアド・サイエンシズ提供)

 安倍晋三首相は27日、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「レムデシビル」について「間もなく薬事承認が可能となる」と明らかにした。政府関係者によると、海外での承認などを条件に審査の手続きを簡略化する「特例承認」を適用し、5月にも利用可能にする。国内で最初の新型コロナ治療薬となる見通しだ。

 政府は近く欧米で承認されるとみており、企業からの申請があれば手続きを進める。レムデシビルを巡っては、欧米やアジアの各国が参加する国際的な臨床試験(治験)が進んでいる。重症患者を対象にした治験の結果が4月末にまとまるという。

 日本の研究機関も参加した別の臨床研究では、投与された重症患者53人の7割近くで症状の改善があった。一方で4分の1に腎機能低下などの重い副作用が報告された。

 レムデシビルは、米製薬会社ギリアド・サイエンシズがエボラ出血熱の治療目的で開発した。細胞を使った実験で、他の薬より低濃度で新型コロナウイルスの増殖を抑えたとの報告があった。

 同社の日本法人(東京)の広報担当者は「現在臨床試験を進めており、薬の効果と安全性の確認に注力している」とコメントした。

 特例承認では、海外で承認されていることを条件に国内での治験の結果報告などを後回しにして審査を簡略化する。

 レムデシビルを巡っては「中国での臨床試験では効果がなかった」とする報道が米国であったばかりだが、同社は「研究の解釈の仕方が不適切だ」と反論している。