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奄美の2社、布マスク生産 大島紬、自社工場活用し

2020.4.25 6:28 共同通信

大島紬の生地で作ったマスクを手にする、夢おりの郷の南祐和会長(左)=17日、鹿児島県龍郷町
大島紬の生地で作ったマスクを手にする、夢おりの郷の南祐和会長(左)=17日、鹿児島県龍郷町

 鹿児島県の奄美大島で、大島紬とスポーツウエアの製造・販売をそれぞれ手掛ける地元企業2社が、布マスクの生産を開始した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2社の主力商品は需要が低迷。さらに奄美市内でも感染者が確認された。2社は自社製の生地や工場を活用し、感染拡大防止につなげたい考えだ。

 伝統の大島紬の生地でマスクを作ったのは龍郷町の「夢おりの郷」。南祐和会長(73)が発案した。表地は同町が発祥の「龍郷」や「秋名バラ」など5種類の図柄で彩り、裏地は抗菌性の木綿生地を使用。価格は1枚1650円。無地もあり、1100円。南会長は「藍染を使ったマスクも商品化できれば」と意気込んでいる。

 「マスクを通じて明るい話題を提供したい」と話すのは、スポーツウエアを扱う「アイズ・カンパニー」の園田明代表取締役会長(53)。同社は抗菌性があるポリエステルの生地を仕入れ、タイにある自社工場でマスクの生産を24時間体制で始めた。価格は1枚800円。市内の中学生までの子どもに無償配布する予定で、今後、全国に配布地域を広げるという。