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帰省妊婦の受け入れ拒否、岩手 コロナ理由に県立の2病院

2020.4.23 22:12 共同通信

 千葉県から岩手県一関市の実家に帰省していた最中に破水した30代の妊婦の受け入れを、新型コロナウイルスの感染リスクを理由に岩手県立の2病院が断っていたことが23日、県医療局などへの取材で分かった。病院側は「院内感染に備えた対策が万全でないため」と説明。医療局は「院内感染を考慮したとしても過剰な対応だった」としている。

 医療局などによると、女性は17日に破水。自分で磐井病院(一関市)に電話したが断られた。同病院を通じて受け入れを求めた中部病院(北上市)からも拒まれた後、救急車で別の病院に搬送された。PCR検査で陰性が確認された後に帝王切開で出産し、母子ともに健康だという。

 女性は数日前に帰省。千葉県に戻り出産するはずだったが、予定より早く破水した。

 中部病院の海沼建司事務局長は「県外から来た人には来県から2週間後の受診をお願いしている。手術室や分娩室の感染症対策が整っていないことも考慮し断った」と説明した。

 岩手県は全国で唯一、感染者が確認されていない。県は感染者が多い地域から来県した人に2週間の不要不急の外出自粛を求める一方、医療機関には、感染症対策をした上で通常通り対応するよう求めている。