検査結果「陽性」と誤伝達、横浜 遺族に謝罪

2020年04月22日

横浜市は22日、3月に亡くなった市内の80代男性の遺族に、新型コロナウイルスの検査結果を誤って陽性と伝えていたと明らかにした。このため遺族は火葬の前に遺体に触れたり、顔を見たりすることができなかった。火葬後に陰性と判明。市は遺族に謝罪した。
市の担当者は「確認が不十分だった」と釈明。伝達ミスの判明から1カ月近く公表していなかったことについては「遺族への説明や日々の検査に忙殺され、公表に思いが至らなかった」と説明した。
市によると、男性は末期がんを患っており、3月19日に体調が悪化し、23日に死亡。死後の検査で、市衛生研究所が結果を見誤り、遺族に報告した。