新型コロナ人口の2~3%感染か WHOテドロス事務局長

2020年04月21日

【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は20日、新型コロナウイルスに関し世界各地で行われた抗体検査の結果として「感染の被害が最も深刻な地域でも割合は比較的小さく、人口の2~3%未満にとどまっているとみられる」と述べた。
米ジョンズ・ホプキンズ大の集計では、21日までに確認された感染者は世界全体で250万人に近づいているが、検査を受けていない人たちも含め、実際の感染者は大幅に多いとの見方も出ている。同大によると、世界全体の死者は21日、17万人を超えた。
WHOは抗体の検査器具を3千万個発注済みで、来週以降各国に届ける予定としている。