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2人が皇位継承資格 公務担い手に期待

2019.5.23 15:22 共同通信
赤坂御用地の古地図を見ながら歓談される秋篠宮ご一家=2018年11月10日、東京・元赤坂の宮邸(宮内庁提供)
赤坂御用地の古地図を見ながら歓談される秋篠宮ご一家=2018年11月10日、東京・元赤坂の宮邸(宮内庁提供)

 

 皇位継承順1位の皇嗣(こうし)となられた秋篠宮さま(53)のご一家は、妻の紀子さま(52)、長女の眞子さま(27)、次女の佳子さま(24)、継承順2位となる長男悠仁さま(12)の5人家族だ。秋篠宮さまは皇太子の役割となり、皇族が減少する中、紀子さまたちも公務の担い手として期待される。4月に中学に進学した悠仁さまは徐々に「象徴の務め」への理解を深める。

 ▽プライベート

 秋篠宮さまは、上皇ご夫妻の次男として1965年11月に誕生した。名は文仁で、長身と口ひげが特徴だ。学習院初、中、高等科を経て、学習院大法学部政治学科へ進学。幼い頃から生き物が好きで、タイを舞台にナマズの研究に熱中した。卒業後は英オックスフォード大大学院へ留学し、動物学を学んだ。家禽(かきん)と人の営みとの関係をテーマに研究を続けている。

 留学から帰国後の90年6月、学習院大の後輩だった紀子さまと結婚し、秋篠宮家を創設。91年10月に眞子さま、94年12月に佳子さまに恵まれた。

 悠仁さまは2006年9月に生まれた。紀子さまの懐妊が分かったのは、小泉純一郎首相(当時)が女性・女系天皇を容認する皇室典範改正案を国会に提出する直前のタイミングだった。

 「年が近く、友人のような関係」。眞子さまは姉妹の仲をこう表現する。ともに学習院初等科、学習院女子中、高等科で学び、眞子さまは皇族として初めて国際基督教大(ICU)に入学した。

 佳子さまは学習院大に進んだものの、2年生で中退してICUに入り直し、今春卒業した。

 いずれも英国留学を経験し、眞子さまは博物館学、ダンスが趣味の佳子さまは舞台美術について学んだ。

 悠仁さまは戦後の皇室で初めて学習院初等科ではなく、お茶の水女子大付属小に入学し、4月に付属中へ内部進学した。父親と同じく生き物好きで、最近は歴史にも関心を広げている。

 ▽活動

 秋篠宮さまは日本動物園水族館協会、日本植物園協会など多数の団体の総裁や名誉総裁を務める。紀子さまは結核予防会や母子愛育会などで名誉職を担い、学生時代から親しんだ手話を生かして聴覚障害者との交流も大切にしてきた。

 ご夫妻は毎年のように外交関係の節目を迎えた国々を訪ね、国際親善に励んでいる。

 秋篠宮さまの発言はときに注目を集めてきた。

 04年5月、皇太子当時の天皇陛下が記者会見で「雅子(現皇后さま)のキャリアや、そのことに基づいた雅子の人格を否定するような動きがあったことも事実です」と述べた際は、「陛下(現上皇さま)と話をした上での話であるべきではなかったか。残念に思う」と苦言を呈した。

 こうしたことを機に、意思疎通を図るため、意見交換の場が定期的に設けられることとなった。ここでも秋篠宮さまが最も積極的に発言してきたという。

 ▽役割

 皇室が先細りする中、眞子さまや佳子さまも含めた秋篠宮家の負担が大きくなっている。

 秋篠宮さまは、従来の活動の一部を続けつつ、天皇、皇后両陛下が皇太子夫妻当時に担ってきた「全国障害者スポーツ大会」など四つの重要行事を引き継いだ。

 これに伴い、秋篠宮ご夫妻が毎年出席してきた「国体総合閉会式」などの式典は眞子さまが臨む。ただ、眞子さまは大学時代の同級生で、米国留学中の小室圭さんとの婚約が内定しており、今後結婚をして皇室を離れた場合、佳子さまに回る可能性がある。

 家庭内では、将来の天皇を見据えた悠仁さまの教育というテーマも抱える。ご夫妻はこれまで、悠仁さまを連れて頻繁に皇居・御所に足を運び、上皇さまと接する機会を設けてきた。「帝王学」を学ばせる意図もあったという。

 象徴天皇の活動は、憲法に明確な規定がなく、経験者に学び、自ら模索していくしかない。悠仁さまと伯父である陛下との接点はあまり見えてこなかったが、今後どのような交流が生まれるかも注目される。

 宮内庁関係者は「秋篠宮さまは皇室の活動を支えてきた自負をお持ちで、今後も新しい立場に応じた役割を果たしていくだろう」としている。

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