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国内コロナ、欧州起源の第2波か 感染研、武漢の第1波はほぼ終息

2020.4.28 18:37 共同通信

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 国内の新型コロナウイルス感染症は、中国・武漢から持ち込まれた第1波の感染拡大はほぼ終息し、今は欧州で流行しているウイルス株を起源とする第2波が広がっているとする研究結果を、国立感染症研究所が28日までに発表した。感染者から採取したウイルスのゲノム(全遺伝情報)配列のわずかな違いを解析した。

 チームは、国内患者562人の検体を集めて調査。海外で登録されている4511人分のデータと比較した。

 中国・武漢で発生したウイルス株は、1~2月に日本に入り込み、各地でクラスター(感染者の集団)が報告されたが、既に封じ込めたとみられることが分かった。

 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員から見つかったウイルスは、武漢のウイルス株と比べ1カ所だけゲノム配列が変異していた。国内には広がっていないという。

 一方で武漢株から変異し欧州で流行しているウイルス株が、3月中旬までに海外からの帰国者らが持ち込む形で国内に流入。大都市圏から地方に「感染ルート不明例」として拡散したとみられる。

 黒田誠センター長は「第1波は保健所などの対応で抑え込めたものの、海外旅行や3月の気の緩みによる外出などで、欧州経由の第2波が国内で大きく広がったようだ」と話している。