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NFLを語って29シーズン

2017.12.6 16:49
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今シーズンも順調に勝ち星を重ねる白いジャージーのペイトリオッ
ツ(AP=共同)
今シーズンも順調に勝ち星を重ねる白いジャージーのペイトリオッ ツ(AP=共同)

 米プロフットボールNFLのテレビ放送の解説者として、29シーズン目を迎えた。

 学生時代にアメリカンフットボールをやっていた縁で、NHKが衛星放送(BS)でNFL中継を始めた頃から声を掛けてもらい、現在も「社外業務」で出演している。

 きっかけは、駆け出し記者だった大阪支社勤務時代。アメフットが盛んな関西で、学生リーグを中継する民放の番組にゲスト出演した。

 素人の怖いもの知らずの「にわか解説」がプロデューサーの目に留まり、週末の「関西学生リーグ今週のハイライト」という番組のキャスターを務めることになった。

 スタジオでの収録ではアナウンサーとかけ合い、リーグ戦の会場では試合展開や選手のプレーについてあれこれ論評した。

 大学日本一を決める「甲子園ボウル」も3度、放送席から生中継のお手伝いをした。

 NFL中継の解説は東京勤務になってから。2001年シーズンの「スーパーボウル」は「9・11 米中枢同時テロ」の影響で中止も検討された。

 しかし、こういうときだからこそ開催する意義があるという米国内の世論に後押しされ、02年2月、スーパーボウルは当初の予定より1週間遅れてルイジアナ州ニューオーリンズで開催された。

 この試合で初めて現地からの生中継でNFLを解説した。陽気なディキシーランドジャズの街は、屈強な兵士と猛獣のような軍用犬がやたらと目立ち、どこへ行くにも厳重なボディーチェックを受けた。

 試合は、弱小チームと言われていた「ニューイングランド・ペイトリオッツ」が接戦を20―17で制し、初のNFL王者に輝いた。

 「愛国者たち(ペイトリオッツ)に凱歌が上がったスーパーボウルでしたね」。そんなコメントで、歴史的な試合を締めくくったことを覚えている。

 17週あるレギュラーシーズンは終盤戦を迎え、年明けからはプレーオフが始まる。

米国ではナンバーワンの人気を誇るアメフットという競技だが、日本ではいまひとつその面白さがスポーツファンに伝わらないもどかしさを感じている。

 NHK―BSの放送時間帯は、日付が変わった深夜から未明にかけて。コアなファンだけでなく、たまたまテレビをつけていた人にも見てもらえる放送を心掛けながら、きょうも狭いスタジオで大声を張り上げている。 (47NEWS編集部 宍戸博昭)

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