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乱射容疑者「俺はギャンブルで暮らしている」 犯行前に大負けの可能性 

2017.10.3 11:31
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スティーブン・パドック容疑者(Eric Paddock氏提供、AP=共同)
スティーブン・パドック容疑者(Eric Paddock氏提供、AP=共同)

 米西部ラスベガスで同国史上最悪の銃乱射事件を起こし、自殺したスティーブン・パドック容疑者(64)。前代未聞の凶行に及んだ動機は何なのか、どんな経歴を持つ人物なのかに大きな関心が集まっている。米CNNテレビなど海外のメディアからその人物像を探った。

 元会計士で、米航空防衛機器大手のロッキード・マーチンの前身となった企業で監査をしていたこともある。現在はフロリダ、ネバダ、テキサスなど全米各地にいくつもの不動産を持ち、その賃貸収益などで生計を立てていたとみられる。飛行機の操縦免許を持ち自家用機を2機所有。アラスカ州での狩猟許可も得るなど幅広い趣味がうかがえる。

 生活の糧について問われると「俺はギャンブルで暮らしている」と豪語していた。パドック容疑者が2013年から15年にかけ暮らしていたフロリダ州のメルボルンの隣人は、パドック容疑者が「ギャンブルで生計を立てていることを隠さなかった。一度オンラインのギャンブルで2万ドル(約220万円)勝った結果をスマートフォンで見せてもらったこともある」と証言する。「とても素朴な男で、静かな巨漢といった印象だった。何か攻撃的なそぶりを見せたことは一回もなかった」と話す。

 動機につながる可能性のある情報として、米NBCテレビはパドック容疑者がここ数週間で、数万ドル(数百万円)規模のギャンブルをした形跡があると伝えた。勝ったか負けたかは不明。たとえ大負けしたとしても、資産家であるパドック容疑者が数百万円程度の負けでやけになるとも思えないのだが。

 一度結婚したが、27年前に離婚。現在交際している女性は10~13年にネバダ州のカジノでホステスとして勤務しており、現在は東京に滞在しているとみられている。フィリピン出身との報道もあるが、警察は事件への関与の可能性は低いとみている。

 退職者が多く暮らしラスベガスから車で約1時間の西部ネバダ州の人口約17000人の小さな町メスキートに15年に平屋建てで3つの居室のある自宅を購入、フロリダ州から移り住んだ。メスキートから事件が起きたラスベガスに車でしばしば通い、ギャンブルをするのが常だった。

 フロリダ州に住む弟エリックさんには最近、母親の様子を訪ねるメッセージを送っていた。エリックさんによると、特段の前科前歴はなく、護身用の銃は持っていたが、目立った銃の愛好家ではなく軍に入隊した経験もなかった。借金など金銭上の問題もなかったというが「普通の男とは言えなかった。ポーカーゲーム機に多額の掛け金を賭けていた」と証言。事件については「隕石が空から落ちてきたかのような」衝撃を感じているという。

 容疑者の父親は1960年代に銀行強盗をした後、服役中に脱獄し、連邦捜査局(FBI)から指名手配されたことがあるという。

 パドック容疑者の自宅からは、18の火器類、複数の爆発物、数千発の弾薬が見つかったが、入手経路は明らかになっていない。 (47NEWS編集部 太田清)

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