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JXTGが純損益赤字、通期で初 1879億円、原油安も影響

2020.5.20 18:32 共同通信

 石油元売り最大手のJXTGホールディングス(HD)が20日発表した2020年3月期(通期)連結決算の純損益は、1879億円の赤字となった。新型コロナウイルスの感染拡大でガソリンなどの売り上げが落ち込み、原油安による備蓄原油の評価損も重なった。次期社長の人事も発表、子会社JXTGエネルギー社長の大田勝幸氏(61)が就く。

 通期赤字は17年4月のJXホールディングスと東燃ゼネラル石油との経営統合により、JXTGHDが発足して以降初めて。売上高は前期比10.0%減の10兆117億円だった。21年3月期の業績予想はコロナによる需要減を半年程度織り込み、売上高が前期比26.7%減の7兆3400億円、純損益は400億円の黒字を見込んだ。

 JXTGHDの杉森務社長(64)は記者会見で、外出の手控えが定着する可能性があるとし「石油需要がコロナ以前まで戻るか戻らないか、注視したい」と強調した。製油所の統廃合は「需要動向次第。常に考えている」と述べた。

 杉森氏は、事業活動で排出する二酸化炭素(CO2)を計算上ゼロにする「カーボン・ニュートラル」を、40年に実現する目標も明らかにした。

 大田氏は6月25日に社長に就任する予定で、杉森氏は代表権のある会長となる。JXTGHDは合わせて、社名を「ENEOS(エネオス)ホールディングス」に変更する。

 大田 勝幸氏(おおた・かつゆき)東北大卒。82年日本石油(現JXTGエネルギー)。JXTGHD取締役常務執行役員などを経て、18年6月からJXTGエネルギー社長。鳥取県出身。