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高齢者の事故、8割が転倒 東京での搬送5年分集計

2019.12.3 0:00
 東京消防庁は、管内で2014~18年の5年間に65歳以上の高齢者36万人以上が日常生活中の事故で救急搬送されたと発表した。原因が分かる事故の8割以上は、転倒によるけがだった。
 
 

 


 年齢が高くなるに従って救急搬送される人の割合は高くなっていた。同庁はどんな事故が起こっているかを動画などでも紹介し、本人だけでなく家族、地域で事故防止に取り組むよう勧めている。
 集計によると、対象の5年間で救急搬送された高齢者は約6万6千人から約8万2千人に増加。原因不明のものを除く約32万人を事故種類別に分けると、転倒が約26万人、82%と圧倒的に多かった。そのほかでは、転落が約3万4千人で11%。以下「物が喉に詰まるなど」が約8千人で3%、「ぶつかる」が約6千人で2%と続いた。「切る・刺さる」「挟まれる」「やけど」などの事故もあった。
 18年の事故を発生場所で分けると、住んでいるところが最も多く56%。道路や駅などの交通施設が35%で続いた。転倒して搬送された人の半数以上は「居室・寝室」「玄関・勝手口」「廊下・縁側」など、屋内で転んでいた。
 同庁は、加齢により心肺機能や筋力、視覚・聴覚が低下していることに注意する必要性を指摘。「立ち上がる」「着替える」「乗り物やエスカレーターに乗り降りする」などの場面で気を付けるよう勧めている。
 動画投稿サイト「ユーチューブ」の同庁公式チャンネルでは、日常生活に潜む事故について「高齢者屋内編」「高齢者屋外編」「乳幼児編」の3種類の動画を公開。実際の場面でどのように事故が起きているかを紹介している。動画は「日常生活事故」で検索できる。

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