親の添い寝は避けて 睡眠時の乳児死亡で

2022年08月30日
共同通信共同通信
 赤ちゃんが眠っている間に窒息などで亡くなるリスクを減らすため、少なくとも生後6カ月までは親が同じベッドや寝床で添い寝するのを避け、同じ部屋で見守るのが望ましいとする推奨を、米小児科学会がまとめた。
 
 

 

 添い寝は親が寝返りして子どもに覆いかぶさるリスクがある。子どもがうつぶせや横向きの姿勢にならないように注意し、平らでしっかりした寝床であおむけに寝かせるよう勧めている。
 生後1歳までの乳児を対象に同学会が2016年にまとめた推奨の改定版。10度超の傾斜角があって頭を高く保つ寝具は、体がずれ動いて呼吸しにくい姿勢になる恐れがあるため使わないことなどを新たに盛り込んだ。
 睡眠中の死亡には窒息のほか、原因が特定できない「乳幼児突然死症候群(SIDS)」が含まれる。推奨では母乳で育てることやおしゃぶりを与えること、親が同じ部屋の別の寝床で眠ることなどで、SIDSのリスクが低下するとの研究を紹介している。
 重要なのが赤ちゃんが眠る場所に柔らかい物を置かないこと。低反発素材を含め、体や頭が大きく沈み込む枕やクッションは事故の原因になりかねない。鼻や口を覆う可能性がある毛布や柔らかいおもちゃなども寝床に置かないよう求めた。
 日本では厚生労働省がSIDSのリスクを減らすポイントとして①1歳まではあおむけに寝かせる②できるだけ母乳で育てる③保護者などは、たばこをやめる―の三つを示している。さらに窒息防止のため、ベビーベッドや硬めの枕、マットレスなどを使い、口や鼻を覆ったり首に巻き付いたりする物を周囲に置かないよう求めている。