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若年成人がん、年98万人 3分の2が女性、初の推計

2017.11.28 0:00
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 世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(IARC)は、20~39歳の若年成人のがんについて、世界の新規診断(発症)数と死亡数の年間推計を初めてまとめた。2012年には約98万人が発症し、約36万人が死亡。女性が発症の3分の2、死亡も過半数を占めることが分かった。

がん

 がんの研究はこれまで、患者数が多い高齢者と、治ればその後の生存期間が長い子どものがんに重点が置かれ、働き盛りである若年成人の実態把握は遅れていた。

 IARCは、今回明らかになった実態に合わせ、効果的な対策を検討すべきだとしている。

 推計には、計27種類のがんについて、世界184カ国のデータを利用した。
 
 発症数で最も多かったのは、女性の乳がんで約19万1千人。それに子宮頸がんの約11万1千人、甲状腺がん(約7万9千人)、白血病(約4万9千人)などが続いた。
 
 死亡数でも乳がんが約4万9千人と最多で、白血病(約3万6千人)、肝臓がん(同)、子宮頸がん(約2万8千人)と続いた。乳がんや子宮頸がんの多さを反映し、女性が占める割合は、発症数の65%、死亡数の54%に達していた。
 
 若年成人のがんの特徴についてIARCは、喫煙や飲酒などの生活習慣と関係が深いがんは少ない一方、予防手段が取れるがんが幾つもあると分析。具体的には、子宮頸がんとB型肝炎ウイルスによる肝臓がんは、ワクチンによって大きな削減が期待できるとし、子宮頸がん検診のメリットにも言及した。
 
 その上で、こうした実情を一般人、専門家の双方に広く知らせることが大切だと指摘した。

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