×
メニュー 閉じる メニュー

医療新世紀

47NEWSの医療・健康サイトは、共同通信社と52新聞社が役に立つ医療、介護、健康情報をお届けします。最新ニュース、医師ら医療専門家のコラムやQ&A、共同通信の連載「医療新世紀」などの関連記事も充実。

接種で後遺症リスク半減 コロナワクチンで英研究

2021.11.16 0:00
 新型コロナウイルスはワクチン接種を終えた人でも感染することがある。英ロンドン大キングスカレッジのチームは、こうした「ブレークスルー感染」が起きても、2回の接種によって「コロナ後遺症」のリスクが半減するとの研究結果をまとめた。

英国で新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける人=1月(ゲッティ=共同)
英国で新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける人=1月(ゲッティ=共同)

 

 英国でスマートフォンのアプリを使って集めた延べ220万人以上のデータを分析。接種者は感染しても症状が軽く、入院も少なかった。一方で全く無症状の人が多いため、感染に気づかずに動き回って人にうつしてしまう懸念がある。
 チームは「ワクチン接種が広まっても、互いに距離を保ってマスクをするなどの感染対策を続ける必要がありそうだ」と指摘する。
 チームは2020年12月から21年7月にかけて、1回または2回のワクチン接種後に感染した人の症状を調査。1回接種者の0・5%、2回接種者の0・2%でコロナ感染が起きたが、せきやくしゃみ、発熱や味覚喪失などの程度は未接種者に比べて軽く、症状の種類も少なかった。ただ無症状の人が多いことも分かった。
 なかなか回復せずに症状が長く残るケースは「ロングCOVID」とも呼ばれる。2回接種すると、4週間後も後遺症に悩まされるリスクは未接種の場合の0・5倍とかなり低くなった。ワクチン効果が裏付けられた形だ。
 また、あまり裕福でない地域の住民や、高齢で心身が弱る「フレイル(虚弱)」状態の人は、ワクチン接種後の感染リスクが比較的高かった。チームはこうした人を対象とした「ブースター接種」などを検討するよう提案している。

最新記事