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結核の死者170万人WHOが年次報告

2017.11.21 18:13
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 2016年に新たに発症した結核患者は世界で推定1040万人、結核による死者は同170万人で死因の第9位を占めていることが世界保健機関(WHO)がまとめた結核に関する年次報告で明らかになった。
結核の死者170万人WHOが年次報告

 死者の95%以上は低・中所得国で発生していた。WHOの結核対策プログラムの責任者は、予防・治療対策をより加速する必要があり「特に貧しい、恵まれない人々が医療の恩恵を受けられるよう、普遍的な医療制度や社会制度、研究での迅速な行動が求められる」としている。

 報告によると、結核患者はアジアとアフリカに多く、国別ではインドが最多。以下、インドネシア、中国、フィリピン、パキスタンとアジアの国が並び、アフリカのナイジェリアと南アフリカを含めた計7カ国で全体の64%を占めた。

 推計で100万人の子どもが結核を発症し、25万人が亡くなったとみられる。結核を併発するケースが多いことが知られるエイズウイルス(HIV)感染者では、死亡原因の40%が結核だった。

 近年、増加が懸念されている薬剤耐性結核については、主要な薬が効かない結核患者が推定で60万人発生し、そのうち49万人は多剤耐性結核菌によると推計している。

 15年に採択された国連の持続可能な開発目標(SDGs)で、結核はエイズやマラリアなどと並んで30年までに流行を止めるべき感染症と位置付けられた。報告書は、発症数は年間2%減少したものの、当面の目標達成にはこれを年間4~5%まで加速する必要があると強調している。

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