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医療新世紀

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がんの食の悩み6割 相談しても満足できず

2020.12.1 0:00
 がん患者とその家族の約6割が、日常的な食事について気になることがあったり悩みを感じたりしたことがあるとする調査結果を、日本対がん協会などが運営する「がんサバイバー・クラブ」が発表した。
 多いのは「食欲がない」「味が変わって感じる」「吐き気がする」「体重が減った」などの悩み。医師らに相談しても満足なアドバイスが得られない人が少なくなかった。調査を監修した京都府立医大の高山浩一(たかやま・こういち)教授は「食べる喜びが損なわれる心理的な影響は計り知れない。悩みの解決に役立つ情報の提供が必要だ」と話す。
 2019年10~11月にインターネットでアンケートを実施し、1382人が回答。がんと診断されたことがある人が1168人、がん患者の家族が214人を占めた。
「がんサバイバー・クラブ」が紹介するがん患者向けの食事メニュー(同クラブのホームページから)
「がんサバイバー・クラブ」が紹介するがん患者向けの食事メニュー(同クラブのホームページから)

 食事の悩みを感じた人は全体の61%だが、患者本人より家族の方が悩む人の比率が高かった。「(患者が)食事を楽しんでいないように感じる」との声があり、日々のメニューや食材に気を使う暮らしがうかがえる。

 食や体重の悩みについて医師や看護師、栄養士、ネットの掲示板などに相談したことがある人は半数にとどまった。思い切って相談しても結果に満足できた人は約40%。満足できなかった人の多くが「自分で解決しなければと思った」と悩みを抱え込む傾向があることが浮き彫りになった。
 抗がん剤を投与すると副作用で吐き気が起きたり、味覚が変わったりすることがある。治療後も体力を取り戻すために食事を通じて必要な栄養を取ることが大切だ。
 がんサバイバー・クラブはホームページで「食欲がない」「口が乾く」などさまざまな状況に応じたメニューを紹介している。アドレスはhttps://gsclub.jp/recipes_about/

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