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医療新世紀

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核医学の解説パンフ作成 患者の理解の手助けに

2020.11.24 0:00
 体内に放射性物質を投与して治療や検査に役立てる「核医学」の日本での普及啓発、環境整備を訴えている核医学診療推進国民会議(会長・絹谷清剛金沢大教授)は、この医療についてわかりやすく解説した患者・家族向けのパンフレット「核医学治療Q&A」を作成し、全20ページを同会議のウェブサイトで公開した。
核医学診療推進国民会議が作成した患者向けの解説パンフレットの表紙
核医学診療推進国民会議が作成した患者向けの解説パンフレットの表紙

 

 パンフレットによると、核医学は体の特定の組織や臓器に集まりやすい性質を持つ放射性物質の化合物(放射性医薬品)を患者に投与し、放射線を集中的に浴びせることによって例えばがん細胞の所在を明らかにしたり、がんをたたいたりする仕組み。
 体外から放射線を当てる治療や、カプセルに閉じ込めた放射線源を体に埋め込むなどの「放射線治療」と区別してこう呼ばれる。
 国内では現在、甲状腺がんやバセドー病など甲状腺疾患への「ヨウ素」、一部のリンパ腫への「イットリウム」、骨に転移しホルモン剤の効かない前立腺がんへの「塩化ラジウム」の三つが承認されている。
 ただ、国内ではこの治療ができる医療機関が限られ、また、悪性の神経内分泌腫瘍や進行性前立腺がんへの「ルテチウム」など、国内未承認の核医学治療もあるため、一部の患者は海外渡航を余儀なくされている。
 パンフレットでは放射性医薬品の性質や対象となる疾患、実際の治療の流れ、被ばく線量や副作用についての解説などを掲載。ほとんどが保険診療の範囲内で受けられるため、関心があれば主治医とよく相談するよう求めている。
 それぞれの治療が受けられる医療機関一覧が掲載されているページも紹介している。

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