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医療新世紀

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川崎病症状、国内で認めず 新型コロナで学会声明

2020.6.30 0:00

 欧米で川崎病に似た症状の子どもが相次いで報告され、新型コロナウイルス感染症との関連が指摘されている問題で、日本川崎病学会はこのほど「国内では欧米のような川崎病類似の重症例や、川崎病と新型コロナ感染症の合併例は確認されていない」とする声明を発表した。

 
 

 

 川崎病は、主に4歳以下の乳幼児がかかる原因不明の病気で、1967年に小児科医の川崎富作氏が世界で初めて報告した。全身の血管に炎症が起きるのが特徴。主な症状は5日以上続く熱や両目の充血、発疹、イチゴのような舌の腫れなど。心臓の血管にこぶができることがあり、心筋梗塞の原因となる。
 欧米での相次ぐ報告を受け、学会は5月初め、日常的に川崎病の診療に携わっている医師56人を対象に今年2~4月の川崎病の発生状況などについてアンケートを実施、18都道府県32施設の計34人から回答を得た。
 川崎病の患者数について例年より減少したと答えた医師が19人、変化なし13人、無回答2人、増加はゼロだった。重症度や重症例の発生状況(複数回答可)については、変化なしが26人、重症例の減少が2人など。また、新型コロナ感染症の患者の中に欧米のような川崎病を疑う症例が存在したかという問いには全員が「なし」と答えた。
 こうした結果から、学会は「現時点で川崎病と新型コロナ感染症との関係を積極的に示唆できるような情報は得られていない」と結論づけた。
 川崎病に似た症状は米国、英国、イタリア、フランスなどで報告されており、世界保健機関(WHO)は新型コロナとの関連を探る調査を強化する方針を示している。

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