薬を幾つ飲んでいますか? 注意喚起の冊子公開
2020年06月24日

高齢者では、さまざまな持病があって複数の薬を飲む人が多い。製薬会社などでつくる「くすりの適正使用協議会」と日本製薬工業協会は、そうした場合の注意点を解説する啓発冊子「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」(秋下雅弘東京大教授監修)を作成、ウェブサイトで公表した。
冊子によると、高齢になると薬を分解する肝臓や体外に排出する腎臓の働きが弱くなる。また薬の種類が増えると相互に影響し合うこともあり、効き過ぎたり、効かなかったり、副作用が出やすくなったりするという。
そうしたことを防ぐために冊子はまず、いつもと違う体調に注意することを挙げ「ふらつき・めまい」「食欲低下」「眠気」「物忘れ」などを例示した。
強調しているのは、気になる症状が現れても、自己判断で勝手に薬をやめたり減らしたりしないこと。急にやめると病状が悪化したり、思わぬ副作用が出たりすることがあり、症状に気付いたらまず医師や薬剤師に相談するよう求めている。
相談の際は、いつ頃からどんな症状が現れたのか、気になる症状についてメモしておく。飲んでいる薬はもちろん、利用している健康食品やサプリメントの情報も伝えるよう勧めている。普段からお薬手帳を一冊にまとめておくことも大切だという。
日本老年医学会のウェブサイトでは、具体的な薬の名前を挙げてさらに詳しい情報をまとめたパンフレット「高齢者が気を付けたい多すぎる薬と副作用」を公開中。
冊子によると、高齢になると薬を分解する肝臓や体外に排出する腎臓の働きが弱くなる。また薬の種類が増えると相互に影響し合うこともあり、効き過ぎたり、効かなかったり、副作用が出やすくなったりするという。

一方で75歳以上の高齢者の4割は5種類以上の薬を使用。6種類以上になると副作用を起こす人が増えるとのデータも報告されている。
そうしたことを防ぐために冊子はまず、いつもと違う体調に注意することを挙げ「ふらつき・めまい」「食欲低下」「眠気」「物忘れ」などを例示した。
強調しているのは、気になる症状が現れても、自己判断で勝手に薬をやめたり減らしたりしないこと。急にやめると病状が悪化したり、思わぬ副作用が出たりすることがあり、症状に気付いたらまず医師や薬剤師に相談するよう求めている。
相談の際は、いつ頃からどんな症状が現れたのか、気になる症状についてメモしておく。飲んでいる薬はもちろん、利用している健康食品やサプリメントの情報も伝えるよう勧めている。普段からお薬手帳を一冊にまとめておくことも大切だという。
日本老年医学会のウェブサイトでは、具体的な薬の名前を挙げてさらに詳しい情報をまとめたパンフレット「高齢者が気を付けたい多すぎる薬と副作用」を公開中。