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医療新世紀

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1品の摂取量とは無関係? 高血圧とみそ、しょうゆ

2019.10.1 0:00

 塩分の取り過ぎは高血圧につながる日本の食生活の欠点といわれて久しい。しかし、料理ごとのみそ、しょうゆの量が多いか少ないかは、高血圧の有無と関連がないとの研究結果を、医薬基盤・健康・栄養研究所の岡田恵美子国民健康・栄養調査研究室主任研究員らが発表した。

 使用量の多い人は、ナトリウムを体外に排出する効果があるカリウムを多く含む、野菜や果物、魚をたくさん食べていたことが要因として考えられるという。

 この研究は、2012~16年の国民健康・栄養調査で、栄養摂取の状況調査と血圧測定に参加した人のうち、血圧を下げる薬を飲んでいない約2万6千人を対象に調べた。

 対象者が1日に摂取したみそ、しょうゆの量を、食べた料理の数で割って1品当たりの量を算出。それと血圧の関係を分析した。その結果、約4人に1人に当たる約7300人が最高血圧140、最低血圧90のいずれかを上回っていたが、上回ったかどうかと1品当たりの量との間には関係が見られなかった。

 1品当たり摂取量が多い人は、年齢が高く、肉や乳製品、菓子類、脂質を除くほとんどの食品と栄養素の摂取量が多く、比較的バランスよくしっかり食べている傾向がうかがえたという。

 研究チームは、食塩を多く含む加工食品や、近年普及する減塩のみそ、しょうゆの影響もさらに調べたいとしている。

 研究者は「みそ、しょうゆを多く取ることが勧められるわけではない。野菜や果物などもバランスよく食べて、食塩摂取量はなるべく抑えるのが望ましい」とくぎを刺した。

(共同通信・由藤庸二郎)

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