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医療新世紀

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祖父母の薬、保管に注意を 孫が誤飲の恐れ

2019.9.24 0:00

 孫が近くにいるときは、薬の保管場所にもっと気を配って―。米ミシガン大のチームが実施した米国の高齢者らの全国調査で、祖父母の多くが自分の薬を、孫の誤飲を招きかねない場所に保管していることが明らかになり、チームが注意を呼び掛けた。日本でも参考になりそうだ。

 
 

 調査は昨年10月、50~80歳の約2千人を対象にインターネットで実施。孫がいると答えた1074人の回答を分析した。

 祖父母の97%が自宅に薬を保管しており、大半は医師の処方薬だった。

 米国では処方薬の容器として、幼い子どもには開けにくい工夫を施した誤飲防止ボトルが普及しているが、一部の高齢者にとっては使いにくいとも指摘されている。実際、処方薬使用者の29%は別の容器に移し替え、そのほとんどは開け閉めが簡単な入れ物だった。

 自宅での薬の保管場所で最も多かったのは鍵のない食器棚など。孫がいるときも保管場所を変えない人が84%に上る。

 自分が孫の家を訪ねる際は、72%がバッグや財布の中、7%は台所などのカウンターの上に置くなど、子どもの手が届きやすい保管が多い。鍵のかかる戸棚にしまう人はわずか7%だった。

 米国では毎年何千人もの子どもが薬の中毒で救急治療を受けるが、その40%近くは、祖父母の薬の誤飲によるという。

 チームは、薬を曜日ごとのピルケースなどに移し替えるのは飲み忘れを防ぐ役に立つが「鍵のかかる戸棚に入れるなど、子どもから遠ざけて保管を」と強調。鎮痛薬などは青少年の乱用につながる恐れもあるため、安全な場所での保管は孫の年齢にかかわらず重要だとした。

(共同通信 吉本明美)

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