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医療新世紀

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海外旅行の下痢、薬に注意 耐性菌持ち込みの恐れ

2019.8.27 0:00

 薬が効かない薬剤耐性菌を海外旅行先から国内に持ち込まないで―。耐性菌の監視や市民への啓発に取り組んでいる国立国際医療研究センターのチームが、旅行が増える夏に当たり、海外で下痢などの体調不良を起こした際の対応に注意を呼び掛けている。

 
 

 同センターが今年6月、耐性菌の広がりが日本より深刻な東南アジアや南アジアへの旅行経験がある20~60代の男女331人にインターネットでアンケートしたところ、63%が旅行中に下痢や腹痛になったことがあると答えた。中でも20代男性が多く、85%が経験していた。

 抗生物質(抗菌薬)を海外旅行に持って行ったり、服用したりしたことがある人は43%。これも20代男性が高率で、79%があると答えた。

 国内では抗菌薬の入手に医師の処方が必要なので、国内から持参した場合は、過去の感染症治療で残った薬を持って行った可能性が考えられる。抗菌薬は効く細菌の種類が決まっており、合致しないと効果がないばかりか、耐性菌を増やすことにもつながるため、同センターは「旅行中に限らず、残薬を自己判断で服用するのは絶対にやめてほしい」としている。

 その上で、旅行先での心得として、こまめに手洗いをし、生ものや屋台の食品は菌が付着しているリスクが高いため避けること、軽い下痢なら2~3日で自然に治ることが多いため、整腸剤などで様子を見るのがよいとしたほか、下痢がひどい場合は、旅行先の薬局で薬を買って服用するようなことはせず、現地の医療機関にかかって医師の指示に従ってほしいとしている。

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