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勤務間隔11時間以上に 看護師働き方改革で提言

2018.10.30 0:00
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 看護職の働き方改革を進めている日本看護協会は、1カ月の夜勤回数を3交代8時間勤務では8回以内とし、終業から次の始業までの間隔「勤務間インターバル」を11時間以上確保することを目指すべきだとする提言を発表した。

 
 

 来年4月、事業主に対して勤務間インターバル確保を努力義務とする働き方改革法が施行されるのを前に、国に実効性を担保する施策を求め、医療機関には早期の制度導入を促す狙い。

 9月13日に開かれたこの問題に関する調査研究報告会で同協会は提言の根拠として、昨年度に実施した看護職員の長時間労働に関する二つの共同研究の結果を発表した。

 大原記念労働科学研究所と共同で実施した全国24病院の看護師651人の調査では、1カ月の夜勤時間が、一般的な夜勤9回分に相当する72時間を超えると、特に起床時のストレス、疲労感が高まっていた。

 また、看護師30人を3週間にわたって調べた労働安全衛生総合研究所との研究では、勤務間インターバルを十分に確保する勤務シフトを組んでも、実際は残業で間隔が短くなることが判明した。

 協会が全国8500以上の医療機関を対象とした2013年の調査によると、2交代勤務の病院では1回15時間超16時間以内の夜勤をこなす看護職が52%、16時間超17時間以内が33%だった。

 これらの調査、研究結果から協会は、確実に11時間の勤務間インターバルを取れる余裕あるシフトを作成し、1勤務13時間以内となることが望ましいとしている。

 協会の熊谷雅美常任理事は「負担の少ない働き方を選び、しっかり休むのも看護のプロとしての責務だ」と話している。

(共同通信 由藤庸二郎)

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