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医療新世紀

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妊娠前からの健康管理支援成育センターが新部門

2017.1.31 9:51
 国立成育医療研究センター(東京)は、将来の妊娠・出産をより健康な状態で迎えられるように女性やカップルを支援する新部門「プレコンセプションケアセンター」を開設した。

妊娠前からの健康管理支援成育センターが新部門
 さまざまな検査やカウンセリングを通じて女性が自分の体の状態を知り、無理のない妊娠・出産の計画を立てることを支援する。子どもの頃に大きな病気をした人や、慢性疾患を治療中の人の相談対応には特に力を入れるとしている。

 プレコンセプションとは「妊娠前」を意味する英語。同センターの荒田尚子・母性内科医長によると、安全な妊娠・出産や赤ちゃんの健康には、妊娠前から女性の心身を健康に保つのが大切なことが多くの研究で明らかになっており、世界保健機関(WHO)も妊娠前のケアの重要性を強調している。

 国内では出産年齢の上昇に加え、医療の進歩で慢性疾患がある女性も子どもを持てるようになったこと、若い女性の痩せや肥満の増加といった要因により、リスクの高い妊娠の割合が増加傾向にある。

 「妊娠前から医療が関わったり、適切な知識を広めたりすることで、妊産婦や赤ちゃんの健康を改善できる例がかなりあるのではないか」(荒田さん)との問題意識がセンター発足につながったという。

 検査や相談には健康保険が適用されず全額自費診療となる。例えば相談には30分1万円(税別)の費用がかかる。

 センターは診療以外にも、妊娠前の女性が知っておきたい生活上の注意など、役立つ情報をホームページで発信していく予定だ。

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