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マダニ対策、肌露出避けて 多くの病原体を媒介 

2017.6.6 11:25
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 マダニが媒介するウイルスが原因である重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は日本でも患者が多数確認されている。厚生労働省はマダニにかまれないための基本的な対策をまとめた小冊子を同省ウェブサイト で公開。野外の活動が多くなる季節を迎え、特に肌の露出を少なくし、忌避剤(虫よけ剤)も適切に利用するよう呼び掛けている。

マダニ対策、肌露出避けて 多くの病原体を媒介
 SFTSは潜伏期が6日から2週間で、発熱や吐き気、下痢などさまざまな症状が現れ、重症化する例もある。厚労省によると、日本での患者報告数は今年4月26日までに計232人。死亡率も高く、高齢者を中心に53人が亡くなっている。

 小冊子は、マダニから身を守る具体策を解説。野生動物の生息する山などに近づくときはズボンの裾を靴下に入れるなどして肌の露出を防ぎ、帰宅後は風呂などで体に付いていないことを確かめるよう勧めている。忌避剤利用も有効だが、それでも完全には防げないので過信は禁物だ。

 国立感染症研究所の沢辺京子・昆虫医科学部長によると、日本にはマダニの仲間だけで47種類が見つかっているが、ダニや病気の分布はまだ明らかではない。「都市部も含めて、どこにでもいる」という。布で地面をなでる方法を使うと、1人で30分間に数百匹捕まえることも珍しくはない。

 マダニは動物から血を吸って病原体を取り込み、人に移す。媒介する病気はウイルスによるSFTSやダニ媒介脳炎、細菌による日本紅斑熱など多数が知られている。「被害はこれまで西日本に集中しているが、東日本が安全というわけではないし、冬に活動的なダニもいます」と沢辺さんは注意を促した。

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