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予防接種、迷ったら読んで 小児科学会が「わくちん情報」

2018.7.31 0:00
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 予防接種はなぜ必要なの? 子どものワクチンを巡る素朴な疑問に分かりやすく答えようと、日本小児科学会が保護者向けの解説資料「知っておきたいわくちん情報」をまとめ、ウェブサイトで公表した。

 
      日本小児科学会が作成した
     「知っておきたいわくちん情報」

 予防接種の意義をはじめとする基本の知識9項目と、13種のワクチンの個別解説の計22項目で構成。各項目はA4用紙の両面を使えば1枚に印刷でき、イラストも多用して親しみやすい内容になっている。

 同学会予防接種・感染症対策委員会委員長の岡田賢司・福岡看護大教授によると、保護者向けに同様の解説資料を作成している米小児科学会の協力を得て、同委員会の医師らが昨年1月から作成に着手。子育て中の母親らにも意見を聞いて、今年5月に完成させた。

 多くの解説はQ&A形式。例えば「自然に感染した方がいいのでは?」という疑問には、自然感染で発症すると、強い免疫を獲得できることが多い半面、合併症にかかったり、周りの人に感染を広げたりするリスクがあるとして「予防できる病気はワクチンで予防するのが最善」とまとめた。

 岡田さんは「予防接種の普及で感染症が減少すると、ワクチンの効果を実感しにくくなる一方で、頻度が少ないのに副反応の方が目立ってしまうということがある。乳幼児期には短い期間に多くのワクチンを接種する必要があるので『ワクチンの効果って?』と迷いを感じた保護者に、分かりやすい情報を提供したいと考えた」と話す。

 学会は5月、全国約2万2千人の会員医師に、冊子にしたわくちん情報を配布。保護者への説明資料として積極的な活用を求めている。

(共同通信・吉本明美)

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