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日常活動、社交性が大切 認知症のリスク因子研究

2018.7.24 12:46
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 自分で風呂に入る、服を着るといった日常活動に支障が出たり、外出して社交性を発揮することがおっくうになったりすることが認知機能の低下に関係するとの研究結果を、国立精神・神経医療研究センターが発表した。認知症予防につながる成果だとしている。

 
 

 2016年にスタートさせた、健常者を登録する研究システム「あたまの健康応援プロジェクト」に参加した40歳以上の男女を対象とした。

 参加者はインターネットを通じて最初に年齢や性別、病歴、服薬状況、日常活動の程度や精神状態などについてのアンケートを記入。認知機能は、電話で読み上げられた単語をどれぐらい覚えていられるかのテストで評価。半年の間隔で2回実施した。

 認知機能の低下と関連のある項目を分析した結果、1回目の1038人では「加齢」「教育を受けた年数の短さ」「自分で風呂に入る、服を着ることへの支障」「前もってスケジュールが調整できない」「糖尿病やがんの既往がある」などの項目が、認知機能との関連が強かった。

 また、2回目のテストまでの変化を353人で調べた結果では「加齢」「毎日の活動力や周囲への興味の減少」「聴力の損失」「体のどこかに痛みがある」「人生が空っぽに感じる」などの項目が強く関連。日常の活動への支障と、それに伴う気分の落ち込み、意欲低下が認知機能の低下につながることが分かったとしている。

 同研究センターの松田博史・脳病態統合イメージングセンター長は「社会活動に参加することの重要性を訴えたい。新しいことに取り組むと脳が刺激されるといわれる。他者との交流が予防策の一つとなれば」と話した。

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