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「温泉行けない」が最多 ストーマの悩みを調査 

2018.4.17 11:00
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 腸の手術などの後で腹部に便の排出口である人工肛門(ストーマ)を設けた人の多くが、皮膚のただれや排せつ物の漏れなどで困った経験があり、「温泉に行けない」「旅行や外出が減った」など日常生活の悩みを抱えていることがNPO法人ストーマ・イメージアップ・プロジェクトの調査で明らかになった。

 
 

 ストーマ装具を購入した3千人に調査票を配布し、回答者の588人を対象に分析した。

 複数回答で「皮膚がただれた」「排せつ物が漏れた」が各51%、「おなかの形が変わってきた」40%、「健康状態が気になる」24%が続いた。

 一方、日常生活では「温泉に行けない」が54%と最多。以下「入浴の回数や時間を制限している」47%、「下痢になると管理に困る」40%、「旅行が減った」39%などが多かった。

 日本創傷・オストミー・失禁管理学会によると、全国にはこうした患者のための「ストーマ外来」が約700カ所あるが、定期受診していたのは回答者の半数にとどまる。

 調査に当たった片岡ひとみ山形大教授(看護学)は「温泉などで見られたくないとの思い、迷惑を掛けるのではとの恐れがあるのではないか」とみる。「困ったことはストーマ外来の専門家に相談してほしい。継続的に受診すれば、装具を調整したり、より良い管理方法を学んだりして、トラブルも未然に防げます」と勧めている。

 同法人のウェブサイト(http://www.siup.jp)では、ストーマ保有者の困りごとと、その対処法をデータベース化して掲載している。

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