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飲酒+喫煙でがんリスク高 口腔・咽頭で4・1倍

2018.4.3 11:00
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 男性の口腔(こうくう)がん、咽頭がんのリスクは飲酒、喫煙の習慣があるとそれぞれ上昇するが、両方の習慣がある場合は4・1倍に跳ね上がることが、国立がん研究センターなどによる大規模な疫学研究で明らかになった。

 
 

 口腔がんは口の内側や舌、歯ぐき、唾液腺などに、咽頭がんは喉にできるがん。研究グループは1990年と93年、10都府県でがんになったことがない40~69歳の男女にアンケートを依頼。計約9万6千人の回答を得て2010年まで追跡調査した。その結果、いずれかのがんになった人はこのうち222人だった。

 対象者を飲酒が1日にビール中瓶1本程度(アルコール換算で週150グラム)より多いか少ないかと、喫煙習慣の有無とで分け、これらのがんのリスクを分析すると、男性では「飲酒少・非喫煙者」を1としたとき「飲酒少・喫煙者」で1・8倍、「飲酒多・非喫煙者」では2・1倍、喫煙者で飲酒も多いと4・1倍になった。

 同じく男性を喫煙習慣で分けると、喫煙者のリスクは吸わない人の2・4倍。週に1回以上酒を飲む習慣の有無で分けると、そうした習慣がある男性は飲まない人の1・8倍だった。

 がんの部位別では、喉の一番奥で食道につながる部位にできる「下咽頭がん」で大きな差があり、男性では喫煙者が非喫煙者の約13倍の高リスク。1日の箱数(20本入り換算)に喫煙年数をかけた指数が60以上になると、下咽頭がんのリスクは約21倍になった。

 女性では統計的に男性ほどはっきりした結果は得られなかったが、飲酒、喫煙どちらの習慣でも口腔・咽頭がんのリスクは高まるとしている。

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