メニュー 閉じる

47NEWS

医療新世紀

47NEWSの医療・健康サイトは、共同通信社と52新聞社が役に立つ医療、介護、健康情報をお届けします。最新ニュース、医師ら医療専門家のコラムやQ&A、共同通信の連載「医療新世紀」などの関連記事も充実。

糖尿病予防は持久力も大事 東北大「維持に努めて」

2017.12.26 0:33
Share on Google+ このエントリーをはてなブックマークに追加

 身体活動の程度を測る基準の一つである「全身持久力」を継続して保てなかった男性は、保持できていた男性に比べて2型糖尿病の発症リスクが高いとの研究結果を東北大の門間陽樹・助教(運動疫学)らのグループが発表した。

 ただ、最初に測った全身持久力が一定の基準に達していなくても、その後に継続的に達成できた場合は、発症リスクに差がないことも判明。いつからでも運動に努め、基準以上に保つ重要性が示されたとしている。

 
 

 全身持久力の基準は、厚生労働省が2013年に公表した「健康づくりのための身体活動基準」で設けられた。男女別、年齢別で、一定の強さの運動をどの程度続けられるかで評価する。

 研究では、1979~87年に会社の健診で心肺機能の測定を繰り返し受けた、糖尿病でない21~59歳の男性計2235人のデータを集め、その後の経過を最長23年にわたって追跡。測定結果と2型糖尿病発症の関係を分析した。

 その結果、最初の測定で基準を満たしていなかった人は、満たしていた人に比べて2型糖尿病の発症リスクが1・33倍と高いことが判明。ただ、最初は基準に達していなくとも、その後の測定でおおむね基準を達成した場合は、当初から基準に達していた場合に比べて1・18倍にとどまり、統計的に差はないことが分かった。

 門間さんは「いま体力に自信がなくても、頑張って改善、維持することが大切。全身持久力をつけるための運動として、例えば厚労省が推奨している速めのウオーキングやジョギングなどの有酸素運動を習慣として取り入れてはどうか」と話している。

最新記事