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自分でもできる心のケア 京都府立医大が冊子公開

2020.6.16 19:39
 新型コロナウイルス感染症の広がりで、感染者や患者ばかりでなく、医療機関や流通の現場で休めずに働く人も大きな不安を抱えている。京都府立医大病院精神科・心療内科の北岡力医師らは、そうした心理に自分で対処する方法を解説した2種類の冊子を作成、公開した。
 
 

 

 北岡さんらは、不眠や落ち込み、つらさを訴える新型コロナの入院患者らに対処法を冊子にして配布。これを見た人から「働く人向けにもほしい」と要望があったため、もう1種類を追加した。
 強調したのは、不安や疲れを感じて気持ちや体、考え方に変化が表れるのは正常な反応であることと、自然に回復することがほとんどだということ。日常生活のリズムを崩さず、自分の時間も大切にすることが大事で、誰かに相談すると和らぐことがあるとした。
 「最悪の事態を考え続ける」「関連の情報やニュースを読み続ける」「感情を隠したり抑え込んだりする」などは避ける方がいい。
 冊子では体の力を緩めたり呼吸を整えたりする方法もイラスト入りで紹介。眠れないときは規則正しい生活を心掛け、一工夫として「朝の光を浴びる」「朝食を取る」「昼寝をする」「寝る前のスマートフォン使用を控える」などを挙げた。
 自分だけで対処できない場合は我慢せず、入院患者なら主治医や看護師に相談、働いている人は最寄りの精神保健福祉センターへ相談したり、精神科を受診したりするよう勧めている。
 冊子の電子ファイルは入院患者向け、働く人向けのいずれも「京都府立医大精神機能病態学/精神医学教室」のウェブサイトからPDFファイルでダウンロードできる。

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