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政府、緊急事態に愛知の追加検討  知事要請受け  県は独自宣言へ

2020.4.9 14:00 共同通信

 愛知県の大村秀章知事は9日、県庁で記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大に備える改正特別措置法(新型コロナ特措法)に基づく政府の緊急事態宣言の対象地域に愛知県を加えるよう国に要請したと発表した。政府高官は「知事の要請は重い」と追加を検討する考えを示した。大村知事は「この1週間を見れば、相当厳しい状況であるのは間違いない」と指摘。10日に県独自の緊急事態宣言を出し、県民に外出の自粛を要請すると明らかにした。

 菅義偉官房長官は9日の会見で愛知県を追加するかどうかについて「感染状況を踏まえ、専門家の意見を聞かなければならない」と述べた。

 大村知事は県独自の宣言に関し5月6日までを予定しているとした。民間施設への休業要請については「全国的に統一した歩調でやるべきだ。愛知県が率先するということにはなりにくい」と慎重な姿勢を示した。小中学校や県立高校の休校も延長する。

 大村知事は9日朝、自民党の愛知県議団と名古屋市議団に対し、国に緊急事態宣言対象地域への追加を要請したと説明。「県と名古屋市が一丸となってウイルス対策に全力を挙げたい」と述べた。要請は8日に行い、現在、国と協議を進めている。

 政府は7日、東京や大阪など7都府県を対象に宣言を発令。愛知は感染者、死者ともに全国でも多くなっているが、指定から外れた。一方で感染拡大は収まらず、8日には20人の感染を確認、県内の感染者は279人に上っている。

 名古屋市の河村たかし市長は7日、愛知県が対象外となったことに「感染拡大の恐れがあり、非常に危険だ」と懸念を表明。大村知事は「持ちこたえている」と同調しなかったものの、愛知県も対象地域に加えるべきだとの声が県議会などで高まったことを踏まえ、方針転換したとみられる。

政府の緊急事態宣言対象地域に愛知県を加えるよう国に要請したと明らかにした大村秀章知事=9日午前9時21分、名古屋市
政府の緊急事態宣言対象地域に愛知県を加えるよう国に要請したと明らかにした大村秀章知事=9日午前9時21分、名古屋市