産後の母親は、ホルモンバランスの乱れや生活環境の激変、育児のストレスなどによって心の不調を起こしやすい。こうした母親たちを医師や看護師、保健師ら多くの職種で妊娠中から支え、いわゆる「産後うつ」を防ぐ ... [続きを読む]
骨粗しょう症などで骨がもろくなり、転倒などの軽い衝撃で折れてしまうことを脆弱(ぜいじゃく)性骨折と呼ぶ。これを繰り返すと寝たきりや死亡のリスクが大きく高まるため、高齢者の骨折に詳しい医学系2団体が協 ... [続きを読む]
転落、崩壊による事故の危険性が指摘されている運動会や体育祭での組み体操事故が、事故防止対策推進事業が始まった2014年度からほぼ半減したものの、18年度も1年間で4千件を超えたことが、日本スポーツ振 ... [続きを読む]
病と向き合う患者の心に思いを寄せることができる医師を育てたいと、奈良県立医大(細井裕司学長)が本年度からユニークな講座をスタートさせた。「医師・患者関係学」。患者の自己管理が大切な慢性疾患をはじめ、 ... [続きを読む]
経済学者の三土修平さん(70)は、幼少期から男性としての自分の体に違和感があった。性的少数者への理解が広がる中、心と体を一致させようと行動を始めるが、双極性障害を発症。うつ状態が大半を占めた約10年 ... [続きを読む]
胃がんと診断されたが、どの治療が最善か分からない。手術ができないと言われて絶望した―。 こんな悩みを抱えた全国の患者や家族に信頼性の高い情報を届けようと、胃がん患者らでつくる認定NPO法人「希望の ... [続きを読む]
糖尿病では、血糖値をできるだけ正常範囲内に保つことが、病気の進行を食い止め、合併症を予防するのに大切だ。血糖値を下げる薬「インスリン」を自己注射する患者は、1日数回、指先で少量の採血をして血糖を測り ... [続きを読む]
脳で太い血管が詰まる脳梗塞が起きると、周囲の細い血管の血流が増えて脳を守ろうとする現象が起きる。「側副(そくふく)血行」と呼ばれるこうした応援の血流は、高血圧の人にはできにくいことを、国立循環器病研 ... [続きを読む]
日本の赤ちゃんの10人に1人近くは体重2500グラム未満で生まれる。こうした低出生体重児は将来、糖尿病などの生活習慣病のリスクが高いとされる。胎児の発育が不十分になる原因の一つは妊婦の不健康な痩せだ ... [続きを読む]
人類の肥満は、都市化とともに進むと考えられてきたが、実際に肥満の増加要因になっているのはむしろ農村部だとする研究結果を、英国を中心とした国際共同研究チームが発表した。日本からは国立医薬基盤・健康・栄 ... [続きを読む]