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近視は5歳から急に進行 早期予防の重要性が判明

2022.6.14 0:00
 子どもの近視は男女ともに5歳以降に急速に進行し、小学生でその進行がピークに達し、20代後半にその変化が落ち着くとの研究結果を横浜市立大などのグループが大規模な継続調査で明らかにし、英科学誌サイエンティフィックリポーツに発表した。
 早期に近視を予防する対策の重要性を示すとともに、日本人の年齢と目の変化を考える際の基礎的な資料になる成果だとしている。
 同大眼科学教室の水木信久教授らと杏林大、横浜市の岡田眼科(岡田栄一院長)の共同研究グループは、2000~12年に岡田眼科を受診した横浜市とその周辺の住民のうち、近視や遠視の程度に関係する「屈折値」の変化を5年間測ることができた患者約20万人について調べた。
 
 

 その結果、男女ともに5歳以降に近視が急速に進み、8歳から13歳までの間に最も進行するという結果が得られた。こうした近視の進行は、遠視のある子どもより近視のある子どもの方が急であることも分かった。

 小学生の年代での進行は、男子より女子の方が大きい傾向もみられた。研究グループは、女子の方が屋外での活動が少なく、読書などに費やす時間が長いという生活スタイルの違いが影響しているのではないかとみている。
 研究では、成長してからの屈折値の変化をさらに継続して測定したデータも分析。近視の進行は男性では27歳、女性では26歳でほぼ止まり、男女ともに51歳で遠視化の方向に逆転していた。高齢になってからの遠視の進行の程度は女性よりも男性の方が大きい傾向があったという。

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