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筋トレは短時間で効果十分 生活習慣病やがんで

2022.4.26 0:00
 病気の発症予防や死亡リスクの低減などに必要な筋力トレーニングは1週間に30~60分が最適で、同130~140分を超えるとむしろ効果が得られず、リスクとなる恐れがあるとの研究結果を、東北大と早稲田大、九州大の共同研究グループが英国のスポーツ医学専門誌に発表した。
 
 

 

 世界保健機関(WHO)は成人に対し、適度な有酸素運動とともに「週2日以上、負荷が中強度以上の筋力トレーニング」を推奨しているのを裏付ける結果だ。
 研究グループは、これまでに世界で発表された筋トレ(筋肉に繰り返し負荷がかかり、筋力向上が期待される活動)と病気、死亡の関係を調べた1252件の研究結果を精査。信頼性の高い16件を抽出して結果を統合し、筋トレの時間と病気の発症や死亡のリスクとの関係を確かめた。
 その結果、筋トレをしている人はしていない人に比べ、ウオーキングやランニングなど有酸素運動をしているかどうかにかかわらず、死亡、がん、心血管疾患、生活習慣病である2型糖尿病の発症リスクが12~17%低くなることが判明。
 さらに、筋トレに費やした時間別で調べると、死亡や心血管疾患、がんの発症リスクでは1週間に30~60分でそれぞれ9~18%、リスクが低下していて最も効果的だった。
 130~140分を超えると健康への好影響は見られなくなり、むしろ発症リスクが高い可能性があったが、2型糖尿病に限っては筋トレ時間が長ければ長いほどリスクが低下していた。
 いずれの項目でも、適切な筋トレに有酸素運動を組み合わせることで、さらにリスクが下がることも分かったという。

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