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風が弱いのは感染リスク? 屋外でもコロナに注意を

2022.3.4 0:00
 新型コロナウイルスは、会話などで広がる微小な飛沫(ひまつ)を介して感染が広がることが分かっている。屋内では当然リスクが高いが、屋外ではどうだろうか。米ニューヨーク州立大などの研究チームは、風が弱い日はリスクが高いとする研究結果を明らかにした。
 風がウイルスの粒子を分散させるのに十分でなく、屋外であってもウイルスを含む飛沫が人から人へ伝わる可能性を示していると指摘した。

 
 

 

 研究チームはニューヨーク市郊外のサフォーク郡で2020年3~12月に発生した新型コロナの症例9万6千件余りについて、感染したとみられる時期を推定。降雨や降雪の影響を取り除いて、その日の平均風速、最高気温との関係を分析した。
 その結果、屋外の活動に適した最高気温16~28度の日は、平均風速2・46メートル未満ではそれ以上の平均風速の場合と比べて感染リスクが1・45倍に高まることが分かった。風速が時速換算で1キロ分速まると、感染リスクは13%近く低減したという。
 それより低い気温、高い気温のときは風の強弱で感染リスクに差がみられなかった。
 研究グループは、「この研究から、コロナ禍でも開放されている公園やビーチを閉鎖するべきだとは言えない」と断った上で、これらの結果が示す傾向が現地の保健当局が公表した裏庭でのバーベキューなど屋外の飲食の場がリスクが高いとする事例報告とも一致していると解説。「屋外なら安全だと考えてはいけない。ソーシャルディスタンスを取ること、マスクを着けることは、室内と同様に役立ち得る」と注意を促している。

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