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コロナ感染の体験談募集 対策検証の資料に

2021.3.16 0:00
 新型コロナウイルス感染症にかかった人やその家族の経験を記録する取り組みを認定NPO法人「健康と病いの語り ディペックス・ジャパン」(東京)が開始し、体験談を語る参加者を募集している。今後の感染症対策や感染者の人権を守る提言につなげる
 
 

 18歳以上で新型コロナに感染し、医療機関から退院したり、自宅や施設での療養期間を終えたりした当事者と、感染者の家族、感染によって亡くなった人の遺族が対象。

 陽性と判定されたり、体に異変を感じたりしたときから、日常に復帰するまでの流れを中心に、生活の変化や差別、偏見の経験があったかどうかも語ってもらう。ただ、同法人側からの質問は最低限に抑え、本人が語りたいことを中心に聞き取るとしている。
 取材はオンラインで、映像と音声を最長3時間収録するが、音声のみでも可能。残したくない情報は本人の申し出で公開前に削除できる。流行が収束した際には、対面での収録も始める予定。
 映像や音声を公開するかどうかは検討中だが、本人の要望を尊重。できれば2022年春ごろまでに30~40人の語りを専用ウェブサイトに掲載したいとしている。
 同法人は09年から乳がん、認知症、慢性の痛みなど八つの病気について当事者の語りを記録し、研究分析の資料や医学教育の教材として活用されてきた。
 佐久間りか事務局長によると、同様の記録は米英など9カ国でも進行中。佐久間さんは「感染者が『苦しんでいるのは自分だけではない』と知るきっかけにもしたい」と話した。
 問い合わせは同法人事務局、電話03(6661)6242。

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