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「いのちの授業」支援を 副読本として新刊出版

2019.5.4 0:00

 名古屋市のNPO法人「いのちをバトンタッチする会」代表の鈴木中人さんが、子どもたちが小児がんや命の意味について考える授業のための副読本を著し、教育委員会や学校などへ献本するための支援を呼び掛けている。

「子どものための『いのちの授業』を著した鈴木中人さん
「子どものための『いのちの授業』を著した鈴木中人さん

 表題は「子どものための『いのちの授業』」。鈴木さんが1995年、小児がんによって長女を失ってから取り組んできた授業の経験を基に、子どもでも読める10本の短いエピソードとメッセージで構成した。

 道徳やがん教育の授業だけでなく、家庭や地域活動でも使われることを想定。エピソードを1本選んで10分程度で朗読し、それを手掛かりに子どもたちに問い掛け、考えさせることで授業を進められるという。

 会ではまず約2千部を都道府県や政令市、中核市などの教育委員会と、日本対がん協会、がんの子どもを守る会など支援団体に献本する。さらに、より広く普及させることを目指し、個々の学校図書館や町村教委などに寄付してくれる支援者を募っている。

 また、実際の授業の進め方を教職員らに学んでもらうため名古屋市(5月26日)、東京(7月27日)、京都市(8月3日)で実践セミナーを開催する。

 鈴木さんは「小児がんの治療が進歩し、学校へ戻る子が増えている。学校は生きる希望でもある。命の大切さを学び、小児がんを正しく理解して、子どもたちが支え合う環境ができてほしい」と話した。

 致知(ちち)出版社刊、160ページ、1404円。一般書店でも購入可。問い合わせは「いのちをバトンタッチする会」ウェブサイトから。セミナー参加の申し込みは「授業と学び研究所」のサイトから。

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