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増える家庭内の二次感染 新型コロナ、18・9%に

2021.10.26 0:00
 家庭内で同居する家族などから新型コロナウイルスに二次感染するケースが、昨年の流行初期に比べて増加しているとする研究結果を、米フロリダ大やワシントン大のチームがまとめた。
 世界30カ国のデータを分析すると、昨年1月から10月までの流行初期には感染者がいる家庭の16・6%で新たな感染者が出ていたが、今年6月までの1年半で見ると二次感染が起きる割合が18・9%に高まっていた。
患者から見つかった新型コロナウイルス(米国立衛生研究所提供)
患者から見つかった新型コロナウイルス(米国立衛生研究所提供)

 

 従来株に比べて感染力が高い変異株のウイルスが世界中に広まったのが大きな要因とみられる。一方で先進国を中心に接種が進むワクチンによって家庭内感染が抑えられている可能性もある。チームは「ワクチンは家庭内感染のリスクを半減させるとの報告がある。多くの人に接種を進める理由になりそうだ」と指摘する。
 チームは2020年1月から21年6月までに報告された87件の研究論文を分析。それに含まれる30カ国、約125万世帯のデータを使い、家庭内で二次感染が起きる度合いを推定した。
 流行初期の昨年1月から2月までは家庭内の二次感染は13・4%で起きていたが、昨年7月から今年3月までの期間ではこの割合が31・1%と大きく高まっていた。全期間では18・9%で、5件に1件で二次感染が起きている計算だ。
 同じ家族でも、子どもに比べて大人の方が二次感染を受けやすいことが判明。夫や妻が配偶者からうつされるケースが特に多いことも分かった。持病がある人も感染のリスクが高かった。
 研究結果は米医師会雑誌JAMAの関連誌に掲載された。

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