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コロナ下で子どもが近視に 外遊びせずスマホ時間増?

2021.3.23 0:00
 新型コロナウイルスの流行を抑えるために長期間の休校措置が取られた中国で、小学校の低学年を中心に子どもたちの近視の度合いが進んでいるとする研究結果を、中国の天津医科大のチームがまとめた。
携帯端末の画面を見る子ども(ゲッティ=共同)
携帯端末の画面を見る子ども(ゲッティ=共同)

 外出制限で外遊びの機会が減る一方、オンライン授業や娯楽のためにパソコンやスマートフォンなど携帯端末の画面を見る時間が増えたことが原因の可能性がある。チームは「親は子どもの画面の見過ぎに注意し、互いに距離を取りながら外で遊ぶ時間を確保するべきだ」と指摘している。

 中国では武漢などで都市封鎖が行われたほか、各地で外出禁止や休校などの措置が取られた。チームは休校明けの2020年6月に山東省にある10の小学校で調査。目に入った光が網膜に正しい像を結ぶかどうかを調べる検査を6~13歳の12万人以上に実施した。
 15~19年に行った同様の調査と比較すると、低学年ほど近視の度合いが強まっている傾向が見られた。近視の子が占める割合は6歳で21・5%(19年までの最高値5・7%)、7歳で26・2%(同16・2%)、8歳で37・2%(同27・7%)に高まっていた。発達段階にある幼い子ほど影響が大きいらしい。
 世界保健機関(WHO)は50年に世界の2人に1人が近視になると推計。強度の近視は大人になって深刻な視覚障害になるリスクが高いとして対策を呼び掛けている。専門家は今回の研究について「新型コロナの影響で中国は将来深刻な状況に直面する恐れがある。世界の他の国も続きかねない」と警告している。
 研究は米医学誌JAMAオフサルモロジーに発表した。

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