【4973】鳳凰美田 初しぼり 純米吟醸 無濾過本生(ほうおうびでん)【栃木県】

2022年12月02日
酒蛙酒蛙
栃木県小山市 小林酒造
栃木県小山市 小林酒造

【B居酒屋にて 全7回の⑦完】

 B居酒屋は「全国の地酒200種類を常時置いています」がウリだ。1カ月に1回のペースで店を訪れると、日本酒のラインナップはだいぶ変わっているので、当連載「日本酒津々浦々」の取材に好都合なのだ。今回は、当連載でまだ取り上げたことがないお酒7種類をいただいた。

「郷宝」「菊姫」「旭興」「宮泉」「光栄菊」「賀茂金秀」に続いていただいたのは「鳳凰美田 初しぼり 純米吟醸 無濾過本生」だった。「鳳凰美田」は飲む機会が多い酒で、当連載でこれまで、19種類を取り上げている。甘みをずいぶん感じる酒というのが、近年の「鳳凰美田」に対するイメージだ。今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 含み香が華やか。メロンとマスカットが一緒になったようなフルーティーな香りが広がる。甘みあり。甘みは旨みを連れてくる。この甘みは、飴を煮詰めたような甘み。最初のうちは感じられなかった酸が、飲み進めていくと次第に出てきて、甘酸酒のような味わいに。“鳳凰美田のDNA”のような味わい。美味しい。

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。「新酒は、その年に収穫された酒米のヴィンテージを一番にお伝えするという役割があります。『初しぼり』nouveauヌーボとして新酒のフレッシュ感、酒温が上がるにつれ膨らんでくる甘味、若い白ブドウやライチの様な香り、その中でも特に新酒ならではの麹のタッチなどをお楽しみいただけます」

 裏ラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、原料米 五百万石100%使用、精米歩合55%、アルコール分16度以上17度未満、製造年月2022.10」。

 酒名「鳳凰美田」の由来について、日本の名酒事典は「明治5年の創業。酒名は、蔵のあるの旧地名が『美田村(みたむら)』であったことから」と説明。さらにコトバンクは「美田と創業当初からの銘柄『鳳凰金賞』の『鳳凰』を合わせて命名」と説明している。