【インド】ビスタラ、エアインディアと合併へ[運輸]

2022年11月30日
NNANNA

インドの財閥タタ・グループの持ち株会社タタ・サンズとシンガポール航空(SIA)は29日、両社が出資するインドの航空会社ビスタラと、タタ・グループ傘下の旧国営航空エア・インディアの合併で合意したと発表した。合併に伴い、シンガポール航空はエア・インディアに205億8,500万ルピー(約348億円)を出資し、エア・インディア・グループの株式25.1%を保有する見通し。

ビスタラとエア・インディアの合併手続きは規制当局の承認も踏まえ、2024年3月までの完了を目指す。シンガポール航空によるエア・インディア・グループへの出資は全額、内部留保で賄う考えだ。合併後はエア・インディアが存続するとみられるが、詳細は追って発表される見通し。

また、タタ・サンズとシンガポール航空は、エア・インディアの資本増強でも合意した。先の合併でシンガポール航空のエア・インディア・グループへの出資比率は25.1%となることから、シンガポール航空の追加出資は最大502億ルピーとなる見込み。こちらも内部留保で対応するとしている。

ビスタラには、タタ・グループが51%、シンガポール航空が49%を出資している。一方、エア・インディアはタタ・グループの完全子会社で、傘下に格安航空会社(LCC)のエア・インディア・エクスプレスとエアアジア・インディアを持つ。今回の合併を通じ、シンガポール航空はインドの航空市場への関与を強めていく。