【台湾】屋外のマスク着用義務撤廃[社会] 約1年半ぶり、「快適な呼吸を」

2022年11月29日
NNANNA

台湾衛生福利部(衛生省)中央流行疫情指揮中心は28日、新型コロナウイルス感染症対策として求めているマスク着用の規定を12月1日から緩和し、屋外での着用義務を撤廃すると発表した。域内の感染状況が落ち着きつつあることを受けた措置。指揮中心の王必勝指揮官は、12月1日はマスクの常時着用が義務付けられてから555日目になるとして、「より快適に呼吸をしてほしい」と話した。

王氏は、域内の新規感染者数の減少が続き、感染状況が既に「社区(コミュニティーや地域の単位)低度流行」の段階に落ち着いたと判断したことから、マスク規定の緩和を決定したと説明。「12月1日はマスクの常時着用を義務付けてから555日目となる。長い間マスクを着用してきたが、今回の規定緩和でより快適に呼吸をしてほしい」と呼びかけた。

ただ年末や年越しの大型イベントにおける着用義務については、感染状況をみて検討し、早ければ1~2週間後に発表する方針を示した。また、体質に懸念があるまたは持病がある人、発熱や呼吸器症状がある人は、屋外であっても人の多い場所などではマスク着用を勧めるとした。

屋内や車内などの閉鎖された空間では、一部の例外を除いて引き続きマスクの常時着用を義務付ける。屋内や車内などでマスクを外してよいのは◇車を運転する時(同乗者全員が同居者あるいは同乗者がいないことが条件)◇運動、歌唱、写真撮影をする時◇仕事やイベントで生放送や映像撮影、司会、講演、授業などを行う時◇プールやサウナを利用する時——などとなる。外出時に飲食の必要がある際もマスクを外すことを認める。

指揮中心医療対応グループの羅一鈞副グループ長によると屋内の定義は、天井があり、四方が壁などで覆われ、空気の流れが妨げられている空間とする。そのため、一方の面を開き空気の流れが妨げられない状態のテントなどは屋内とみなさない。

王氏によると、規定に違反した場合は、主に是正勧告にとどめる方針。ただ故意であったり、悪意があると判断した場合は調査し処分するとした。

指揮中心はこのほか、宴席でお酒やお茶を勧めることも12月1日から禁止しないとした。

詳細は指揮中心のウェブサイト<https://www.cdc.gov.tw/Bulletin/Detail/6HMlB14lmBfMTwKhc8h6mw?typeid=9>で確認できる。

指揮中心は昨年5月下旬、新型コロナウイルスの防疫規定に違反した場合の罰則を強化。外出時にマスクを着用していない人に対しては、着用の勧告を経ることなく罰金の支払いを命じるとしていた。その後、マスク着用の規定を段階的に緩和したが、屋外では一部の例外を除いて常時着用を義務付けている。

現在のマスク規定では◇飲食時◇車を運転する時(同乗者全員が同居者あるいは同乗者がいないことが条件)◇自動二輪車や自転車を運転している時◇屋外のオープンスペースで仕事をしている時◇屋内外で運動、写真撮影をする時◇仕事やイベントで生放送や映像撮影、司会、講演、授業などを行う時◇プールやサウナを利用する時——などは外しても良いとされている。王氏は今月14日、マスク着用の規定を早ければ翌週にも緩和する可能性があるとしていた。