袴田さん再審可否、年度内に判断 審理終結、裁判長に「事件ない」

東京高裁での審理終結後、記者会見する袴田巌さんの姉ひで子さん=5日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ
東京高裁での審理終結後、記者会見する袴田巌さんの姉ひで子さん=5日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ
2022年12月05日
共同通信共同通信

 1966年に静岡県の一家4人が殺害された事件で死刑が確定し、2014年の静岡地裁の再審開始決定を受け釈放された袴田巌さん(86)の差し戻し審の3者協議(非公開)が5日、東京高裁で開かれ、弁護団が最終弁論をして審理が終結した。高裁は本年度内に再審開始の可否を決定する見通しだ。協議前、袴田さんは大善文男裁判長と面会し「事件はない」「俺はもう無罪になっている」などと語ったという。

 弁護団によると、拘禁症状で意思疎通が難しい中、裁判長の問いかけに応じた。袴田さんの姉ひで子さん(89)は「巌は56年間も無実を訴えてきた。真の自由をお与えください」と意見陳述した。

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