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【3657】白隠正宗 純米吟醸 生酛 雄町 28BY(はくいんまさむね)【静岡県】

2018.12.7 20:35
静岡県沼津市 高嶋酒造
静岡県沼津市 高嶋酒造

【B居酒屋にて 全3回の②】

 数日前、B居酒屋で飲んだのだが、このときは同僚と話し込んだため3種類しか飲めなかった。冷蔵庫には飲んだことがない酒がまだあったので、数日後、一人で再びB居酒屋の暖簾をくぐった。

 まずいただいたのは「角右衛門 特別純米 ひやおろし」。続いて選んだのは「白隠正宗 純米吟醸 生酛 雄町 28BY」だった。「白隠正宗」は、今回の酒を含め、当連載で8種類を取り上げている。非常にきれいな酒質で、ドライ感があり、酸を出さない、という印象が強い。非常に個性的な酒質とおもっている。今回のお酒はどうか。

 すっきりした飲み口。辛い。ドライ的ながら、しっかりとした辛みを感じる。やや刺激的な辛みは、酸をやや伴う。「白隠正宗」にしては、すこし酸を感じる。余韻の苦辛みが長い。旨みが適度で、甘みはすくなめ。「白隠正宗」にしては、旨みをかなり出している酒だと感じた。飲み飽きせず、晩酌としてだらだら飲み続けるられそうなお酒だった。

 瓶の裏ラベルの表示は「原材料名 米・米こうじ、全量岡山県産雄町使用、麹米 雄町、掛米 雄町、精米歩合50%、酵母 静岡酵母NEW-5、アルコール分15度以上16度未満、製造年月30.7」。興味深いのは醸造年度が28BY(平成28年7月から29年6月の間に醸した酒という意味)で、製造年月が30年7月(一般的に瓶詰めし出荷できる状態になった年月の意味)であること。つまり、醸してから約1年半ほどタンクで低温熟成させた酒ということだ。

 酒名「白隠正宗」の由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「明治17年、臨済宗中興の祖と称えられた白隠禅師に朝廷より正宗国師の国師の諡号(しごう)が与えられる事になった際、勅使として松蔭寺を訪れた山岡鐵舟が出された酒の旨さにし正宗国師の正宗(せいしゅう)と清酒(せいしゅ)をかけて『白隠正宗(ハクインマサムネ)』と銘名」

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