×
メニュー 閉じる メニュー
地域

地域

医療新世紀

47NEWSの医療・健康サイトは、共同通信社と52新聞社が役に立つ医療、介護、健康情報をお届けします。最新ニュース、医師ら医療専門家のコラムやQ&A、共同通信の連載「医療新世紀」などの関連記事も充実。

3分の2が「超加工食品」 米国の子の摂取カロリー

2021.10.21 0:00
温めるだけで食べられる冷凍ピザやパスタ
温めるだけで食べられる冷凍ピザやパスタ

 

 米国の子どもたちが食事などで摂取するカロリーの3分の2が、冷凍ピザなどの電子レンジ加熱食品を含む「超加工食品」で占められているとする研究結果を、米タフツ大のチームがまとめた。
 この割合は約20年で増加していた。チームの研究者は「こうした食品には糖分や塩分が多く含まれており、炭水化物によるカロリーも高い傾向がある。食べ過ぎによる子どもたちの健康への影響が心配だ」と指摘する。
 超加工食品は食材に大きく手を入れてさまざまな調味料を加え、味覚の面でも手間の面でも消費者が食べやすくしたもの。ブラジル・サンパウロ大の研究者が提唱した4段階(無加工、最小限の加工、加工、超加工)の食品分類のうち最も加工度が高い。レンジやオーブンで温めるだけで食べられるピザやパスタなどに加え、ハンバーガーやホットドッグ、ケーキ、甘い飲み物なども含まれる。
 チームは米国に住む2~19歳の食生活データを1999~2018年にわたって分析。全摂取カロリーに占める割合の変化を調べると、超加工食品の比率は61・4%から67・0%に上昇。無加工と最小限の加工食品を合わせた比率は28・8%から23・5%に低下していた。
 超加工食品のうち冷凍やテークアウト食品などの比率は2・2%から11・2%に急上昇。手軽で便利な商品が売り出されて米国人の食生活に浸透したことがうかがえる。
 一方で砂糖を含む甘い飲料の比率は10・8%から5・3%に低下していた。チームは「子どもの摂取を減らすための取り組みが奏功した」とみている。
 研究結果は米医師会雑誌JAMAに発表した。

最新記事